あなたの心を守ろう
「群衆の中の一人がイエスに言った。『先生。遺産を私と分けるように、私の兄弟に言ってください。』 14すると、イエスは彼に言われた。『いったいだれが、わたしをあなたがたの裁判官や調停人に任命したのですか。』 15そして人々に言われた。『どんな貪欲にも気をつけ、警戒しなさい。人があり余るほど持っていても、その人のいのちは財産にあるのではないからです。』」(ルカ12:13~15 新改訳)
1. あらゆるから心を守る
それからイエスは人々にたとえを話された。「ある金持ちの畑が豊作であった。17彼は心の中で考えた。『どうしよう。私の作物をしまっておく場所がない。』18そして言った。『こうしよう。私の倉を壊して、もっと大きいのを建て、私の穀物や財産はすべてそこにしまっておこう。19そして、自分のたましいにこう言おう。「わがたましいよ、これから先何年分もいっぱい物がためられた。さあ休め。食べて、飲んで、楽しめ。」』20しかし、神は彼に言われた。『愚か者、おまえのたましいは、今夜おまえから取り去られる。おまえが用意した物は、いったいだれのものになるのか。』 21自分のために蓄えても、神に対して富まない者はこのとおりです。」 (ルカ2:16~21新改訳)
2. 自分の人生をことから心を守る
それからイエスは弟子たちに言われた。「ですから、わたしはあなたがたに言います。何を食べようかと、いのちのことで心配したり、何を着ようかと、からだのことで心配したりするのはやめなさい。23いのちは食べ物以上のもの、からだは着る物以上のものだからです。24烏のことをよく考えなさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、納屋も倉もありません。それでも、神は養っていてくださいます。あなたがたには、その鳥よりも、どんなに大きな価値があることでしょう。25あなたがたのうちだれが、心配したからといって、少しでも自分のいのちを延ばすことができるでしょうか。26こんな小さなことさえできないのなら、なぜほかのことまで心配するのですか。27草花がどのようにして育つのか、よく考えなさい。働きもせず、紡ぎもしません。しかし、わたしはあなたがたに言います。栄華を極めたソロモンでさえ、この花の一つほどにも装ってはいませんでした。28今日は野にあって、明日は炉に投げ込まれる草さえ、神はこのように装ってくださるのなら、あなたがたには、どんなに良くしてくださることでしょう。信仰の薄い人たちよ。29何を食べたらよいか、何を飲んだらよいかと、心配するのをやめ、気をもむのをやめなさい。30これらのものはすべて、この世の異邦人が切に求めているものです。これらのものがあなたがたに必要であることは、あなたがたの父が知っておられます。(ルカ2:22~30新改訳)
3. 物質的な関心事が人生のにならないよう、心を守る
むしろ、あなたがたは御国を求めなさい。そうすれば、これらのものはそれに加えて与えられます。32小さな群れよ、恐れることはありません。あなたがたの父は、喜んであなたがたに御国を与えてくださるのです。33自分の財産を売って施しをしなさい。自分のために、天に、すり切れない財布を作り、尽きることのない宝を積みなさい。天では盗人が近寄ることも、虫が食い荒らすこともありません。34あなたがたの宝のあるところ、そこにあなたがたの心もあるのです。(ルカ2:31~34新改訳)